やっとベットの上で色々な事ができるようになってきました。
一応、今日の血液検査の結果が良ければ退院の日が見えてきます。
皆さんの応援は力になります・
本当にありがとうございます。
ワンコ以外の事ですが、ちょっと病気のことを私の記録として今日は書かせていただきます。
普通にご飯がたべられる、尿や便が普通に出る、ベットから起き上がれる・・・・
手術前当たり前にできていたことが9月9日の手術日を境に全くできなくなってしまう。この現実の厳しさは予想をはるかに超えた辛いものでした。
「大きな手術になります」「術後は集中治療室に入っていただきます」「手術時間は約7〜8時間になります」「お腹のリンパ腺も大きく切除します」・・・・・・・
手術前、色々な説明をたくさん聞きました。色々な情報をネットから仕入れ、自分なりに納得して手術することを決心して挑んだのですが、それがめちゃくちゃ甘かった事に気付いた時は、一人では何もできなくなってからです。
集中治療室で感じた腹部の痛み、痛み止めを入れてもらってても痛くて、口や喉が渇いているので訴えたくても声が出ない、ナースコールで看護師さんを呼んでも、「痛い!」と言葉を振り絞るのに精一杯、喉が渇いたことや、腰が痛くなってきたことまで訴えることさえできない、辛くて辛くてたまらなくてもどうにもならない。
意識がもうろうとした中で時計が目に入るところにある。意識を戻されてからこの時計の存在も過酷で、時間が経たない。我慢しても我慢しても時間が進まず、いつまでこの苦しみが続くのか、絶望が増す。
本当に辛かった。
こんな時間をとにかく我慢して我慢して過ごし24時間たった時、
「病室に帰りますよ」
「着替えますので少し体を起こしてください」
自分で動けるわけもなく、意識がもうろうとした中、着替えさせられる。
「ベットからおりますよ!」
「立てますか!」
立てるはずもなく、凄い吐き気が襲ってくる。
車いすに乗り、病室に移動、吐き気が何度も襲い苦しいのとお腹の傷に激痛が走る、冷や汗が出る・・・・
看護師さんの声が、もうろうとした中で聞こえる、
「お傷は痛いですか??」
「痛い・・・」
振り絞るように声を出す。
「10のうちどれくらい痛いですか??」
考えられない頭の中で
「8・・・」
と答える。
なぜ、8と言ったのかはよくわからないが、術後すぐの痛みよりはマシかな??と思ったからかな(笑)
術後3日目になってやっと意識が普通近くに戻る、
携帯の画面が眺められるようになる。
カリンとリアンの写真が応援メッセージと一緒にお嫁ちゃんから来ていた。
嬉しかった、
着信履歴・・・
学校から・・・
メールも学校から・・・
私の作ったオンデマンドの授業の承認ができていなかったと・・・
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
だから・・・
半分頭が働かないまま、暗証番号を送る・・・
夜、自然と涙が出てきた・・・
辛い・・・
「辛い」と言う字はもう少しで「幸せ」になる、と言われているがその幸せが遠いのを実感していた。
もう2度と嫌だ・・・
「生きることを努力しよう、シンプルに物事を考え悪いものがあるなら切除しよう」
そう考えて挑んだ手術だったけど、あんなに辛いことがあるならもう今度はやめよう・・・
今の、素直な私の気持ちです。
癌との闘い、
3回目の手術・・・
思い出しただけで涙が出てくる・・・
生きるために当たり前の選択かもしれないけれど今回の経験した辛さは、今後の私の人生の選択にもかかわってくると思った。
これから元気になるにつれて気持ちも変わるかもしれないけれど今の素直な気持ち・・・・
次は闘いたくない・・・・
2020年9月19日
入院生活11日目
闘いの証、
posted by cherrymama at 10:22
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